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なぜ、私たちは「血糖」を見るのか


血糖は、食事を考えるうえで避けて通れないものです。


食事に含まれる炭水化物の一部は消化され、ブドウ糖などとして吸収されます。


血液中のブドウ糖が増えれば、体はそれを一定の範囲に保とうとします。


これは正常な生理反応です。


問題は、血糖がどのように変動する食事なのかということです。


同じ「炭水化物」でも、原料、加工状態、消化性、食事全体の構成などによって、消化・吸収のされ方は変わります。


そのため、食事を評価するときに、単純に「炭水化物が入っているか、入っていないか」だけを見ることもできません。


私たちが見るのは、

その食事を食べたとき、体の中で何が起こるのか。

というところです。


血糖が上昇する。


インスリンが分泌される。


エネルギーとして利用される。


余ったエネルギーが蓄えられる。


そして、その状態が繰り返される。


食事は一食で終わるものではありません。


毎日、毎食の積み重ねです。


だからこそ、私たちは血糖を「一時的な数値」としてではなく、毎日の代謝環境を考える一

つの指標として見ています。


特に腎臓について考えるとき、これは重要です


腎臓は大量の血液を受け取り、その中から必要なものを保持し、不要なものを排泄する臓器です。


その働きを支えるのは、非常に細かな血管構造です。


血糖代謝の乱れが続けば、酸化ストレスや炎症、血管機能など、複数の経路を通じて組織環境に影響する可能性があります。


だから私たちは、

「腎臓が気になるならタンパク質を減らす」

という一方向だけではなく、


「腎臓に関わる血管環境に、毎日の食事がどう影響するのか」

まで考えます。


血糖を見ることは、糖質だけを見ることではありません。


食事が体の中でどのように代謝され、その積み重ねが体の環境をどうつくるのかを見ることです。


これが、私たちが血糖を見る理由です。

 
 
 

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