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見直されつつある
 
“古い健康”の考え方

なぜ今、“食”が変わらなければいけないのか?

獣医のヨークシャーテリア

変わる健康の常識

​肉食性が強い動物の健康のために

Image by Online Marketing

超加工と炭水化物のリスク

従来のドライフードは、高温高圧処理により多くの栄養素が損なわれるだけではなく、AGEs(終末糖化産物)が生成されることが科学的に知られています。さらに多くのドライフードは製造上の理由から40〜60%を炭水化物に依存しており、犬や猫の代謝に不要な負担を与えます。

 

近年の栄養学では、こうした食事の長期摂取が 腸内環境の乱れ、慢性炎症、皮膚や被毛トラブル、免疫機能の低下 と関連することが報告されており、これはすでに国際的にも新常識となりつつある視点です。

つまり、「超加工された素材では健康を守りきれない」というのが現代栄養学の結論です。これからは、利便性ではなく本来の食性に沿った“低加工・高栄養の新鮮な食事”を選ぶことこそが、愛犬・愛猫の健康寿命を延ばす新常識なのです。

犬猫の腎臓病をめぐる新常識(予防の視点)

これまで腎臓病の原因は「タンパク質の摂りすぎ」とされ、低タンパク食が推奨されてきました。

しかし―― 最新の研究では、腎臓に負担をかけている真犯人は “血糖スパイク” である可能性 が指摘されています。

犬や猫は本来、糖の処理がとても苦手。
それにもかかわらず、多くのフードには穀物・イモ・豆類などの炭水化物が多く含まれています。


その結果、食後に 血糖値が急上昇(=血糖スパイク) し、腎臓のろ過機能を担う 糸球体の細胞が傷つき、肝臓では 脂肪蓄積や解毒機能の低下 を引き起こすと考えられています。

ここで大切なのは――
「予防」と「治療」はまったく違う ということ。
すでに最終ステージの腎臓病を発症した場合には、医師の指導のもと治療食が必要です。
一方で、健康なうちから腎臓を守るための 予防的な食事 では、低タンパクではなく “余計な糖を減らす” ことこそが重要とされています。

つまり、慢性腎臓病を遠ざけるカギは タンパク質制限ではなく、血糖スパイク対策。
犬や猫本来の体に合った食事こそ、腎臓を守る最大の予防法なのです。

Image by Robina Weermeijer
Image by Alvan Nee

犬猫の腸内環境の新常識

犬や猫は本来、肉食に適応した消化管を持つ動物です。腸が短いため、人や草食動物のように炭水化物や大量の植物性繊維を効率よく発酵・利用することはできません。つまり、炭水化物が腸内環境を整える主役ではないのです。なぜなら、犬猫は炭水化物を分解する酵素が限られており、未消化の炭水化物が過剰に大腸に届くと、むしろガスや有害代謝物を生みやすく、消化吸収を妨げるリスクもあるからです。

近年の研究では、犬猫の腸内細菌が動物性タンパク質やアミノ酸を分解する過程で、短鎖脂肪酸(SCFA:酪酸・酢酸・プロピオン酸など)を産生することが明らかになってきました。これらのSCFAは腸粘膜の修復、炎症の抑制、免疫バランスの調整に重要な働きを担います。

腸を健やかに保つカギは「炭水化物や大量の繊維」ではなく、「高品質な動物性タンパク質」を主体に、少量の発酵性繊維を組み合わせること。このバランスこそが犬猫の腸内細菌を適切に働かせ、健全な腸内環境をつくるのです。

犬猫の腸内環境の新常識——
健康寿命を延ばす最大のカギは腸にあります。そしてそれを左右するのは、毎日のごはんです。

薬に頼る前にできる「日々の食」

それは、日々の「食事」を見直すことから始まります。犬や猫の体は、本来“自然の食材”を消化し、そこから栄養を吸収するようにできています。しかし多くのペットが口にしているのは、加工されたドライフード。便利で手軽ですが、加熱や加工によって大切な栄養素や酵素が失われています。

私たちは、素材の持つ力をそのまま届けることで、体の自己治癒力や免疫力をサポートします。小さな不調もまずは「食」から整えることで、薬に頼らず健やかな毎日へと導く。その第一歩を、KISENAとRAWZが一緒にお手伝いします。

Image by Myriam Zilles
Image by Chewy

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