犬の祖先はオオカミです。
Aしかし日本でも犬はオオカミは肉食動物でその影響をいまだに受けているが、人間と暮らすことで雑食動物に進化したと言う意見を発信する人もいます。
B一方で人間と暮らすことで人間の余り物を食べることができるが、歯の形、胃酸、腸の長さなど、オオカミとほとんど変わらない事から、犬は今でも肉食動物と言う人もいます。
どちらが本当なのでしょうか?
日本では良く、雑食か?肉食か?の2択ですが、正解はもっと複雑です。
雑食でも我々人間、豚、肉食性の強いクマも雑食ですが、みんな同じではありません。
肉食でもライオン、ハイエナ、オオカミと食べるタイミング(腐った肉かどうか?)や部位も違いみんな同じではありません。
問題は誰がどっちを言っているか?
A雑食動物=大手ペットフード会社は犬は雑食と定義しており、大手メーカーが支援をしている獣医を初め、大手メーカー製品や多くの穀物を配合した製品を扱うペットショップやトリミングサロンが犬は雑食と言います。
B肉食動物=ほとんどのホリスティック獣医は体の構造上(歯の形、胃酸、腸の長さ)肉食動物と定義しています。高タンパクで自然な配合をされた製品を扱うペットショップやトリミングサロン、ホリスティック獣医が犬は肉食と言います。
ではなぜこのような事が起こるのでしょうか?
それは、AB両者とも見ている実験試料が違うからです。
A=犬ではなくマウスを使用したり、素材に加工を加え、強引な数値合わせや数値での研究をする。人間でも未調理な穀類や芋類は食べられません。高熱を使用し加工した素材で調整。
B=実際に何頭か食事を与えて違いがどう出るか観察します。素材も加工し数値を合わせるのではなく、数値に合う未加工の素材を使用しながら数値を合わせる。自然な素材で調整。
最終結論は?
正確に犬はfacultative carnivoresです。簡単に言えば、野菜や果実を食べる事の出来る肉食動物を言います。肉食動物の中でもシステインとメチオニンからタウリンを合成する能力やβ-カロテンからビタミンAへの変換などが出来る動物の事を言います。
正直なところ、犬は雑食の食事でも死んでしまう事は無いと考えています。しかし生きる事だけで、色々な現代病などと長い間、向き合わないといけなくなります。
どちらが正しいと言う論争は犬に良い結果を生みません。ただ見てわかる事は歯の形や腸の長さが我々人間とは違うと言うこと。食事も人間と同じような炭水化物が多いフードではないと言う事です。
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